大自然の中で仕事も遊びも絶好調!「好き」を仕事に♪

土屋 勇太 さん

土屋 勇太 さん

福岡県吉野ヶ里町

  • 移住種別Iターン
  • 移住の時期2020年
  • お仕事フォレストアドベンチャー吉野ヶ里 インストラクター

移住したきっかけを教えてください。

フォレストアドベンチャー吉野ヶ里町」を立ち上げるために吉野ヶ里に移住しました。吉野ヶ里のフォレストアドベンチャーは佐賀県内初だったため、会社の建築担当者と共に山を切り開きプロデュースする段階から関わってきました。本格的な移住は2020年3月でしたが、実際は2019年の夏から吉野ヶ里に滞在していたため、もうずっと住んでいる気がします。

移住するときに不安はありましたか?

フォレストアドベンチャー吉野ヶ里の立ち上げの時から関わっているため、異動で移住が決まった時点で期待感しかありませんでした。もともと自然が大好きで、キャンプが趣味の自分にとって吉野ヶ里は最高の場所です。

移住してからの暮らしや移住前との変化について教えてください。

散歩する機会が増えました。歩きながら、普段は気づかない自然の表情を発見するのが楽しいです。自然が大好きな自分にとっては仕事場が遊び場となっているため、今の環境には大満足です。また一人キャンプをする機会が増えました。焚火をじっと見ながらコーヒーやウイスキーを飲むのは最高の楽しみです。酒のつまみは満天の星空。吉野ヶ里には不必要な街灯が少ないため、夏には天の川、冬には流星群が肉眼でもはっきり見えます。この感動は見た人にしか味わえません。ぜひ皆さんにも見てほしいです。吉野ヶ里は星空の隠れスポットだと思っています。

これからの夢や目標はありますか?

2021年春に新たに「ジップトリップコース」がオープンし、そのための遊歩道整備などを行いました。お客様を「どう楽しませるのか」のエンターテインメント性を構築するための構想を練っている時が何より楽しいです。吉野ケ里の森は、フォレストアドベンチャーの本場フランスのプランナーが絶賛するほど素晴らしい森です。もっと多くの人に訪れていただき、自然の素晴らしさを体感して欲しいです。

移住される方へアドバイスをおねがいします。

佐賀は自然に囲まれた素晴らしいところだと思います。ありのままの生活の中で楽しみを見つけられることが大切だと思います。自然が大好きな人にとっては、まさに穴場です。

フォレストアドベンチャーに就職したきっかけ

もともと高校の教員として働いていましたが、子どものころから自然が大好きで、教室の窓から見える山を目にする度に、自然と関わる仕事がしたいなと思うようになりました。子どもたちに勉強を教える楽しさもありましたが、次第にその思いは強くなる一方で、ついには思い切って教員を辞職し、自然と関わる仕事を探すことにしました。そんな時にタイミングよくフォレストアドベンチャー糸島の応募があり、念願かなって自然と関わる仕事につくことができました。

フォレストアドベンチャー吉野ヶ里への思い、アピールポイント

コロナ禍で修学旅行先としてフォレストアドベンチャーを選んでいただく機会が多くなり、これまでも多くの生徒さんや先生方と関わりました。自分は教員経験もあるため、先生方の大変さも理解できます。アドベンチャー体験中に、野生のアナグマ、野ウサギ、フクロウなどが顔を出すことがありますが、子どもたちはみんな興味津々でおもしろいリアクションをしてくれます。そういった様子を見るたびに、自然に関わる仕事の素晴らしさを実感します。案内する時も立ち上げから関わり、作った人間だからこそ子どもたちにもアドバイスができると考えています。
2021年春にはジップトリップコースやトレイルアドベンチャー(マウンテンバイクコース)が開設されました。この2つがオープンしたことで、国内最多のアドベンチャーコースを有することになりました。とにかく遊びに来てほしいです。そして日常を忘れ、大人は子どもに帰ってほしい。あらゆるものが便利になった現代、このフォレストは社会になくてはならない存在だと確信しています。

インタビューを終えて

自然をこよなく愛する土屋さんは、自然の話をするとき、とにかく楽しそうで、常に笑顔で瞳が輝いていました。職場の仲間の皆さんとも、とても楽しく過ごされている様子を見ていると、「好きなことを仕事にしている人」というのはこういう表情をされているのだと、感動を覚えました。土屋さんを通じて、吉野ヶ里が隠れ星空スポットであることや、可愛い野生の住人達が存在していることを長年佐賀県に住んでいて初めて知りました。インタビューをしているだけで、自然のパワーと、そこで暮らす幸せを分けていただいた気がしました。

フォレストアドベンチャー吉野ヶ里

公開日:2021年04月30日
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