地元にUターン。家族の幸せを感じられる場所
鳥谷 憲樹さん
東京都からイタリアを経て→武雄市
- 移住種別Uターン
- 移住の時期2013年
- お仕事trattoriYa Mimasaka(オーナーソムリエ)
武雄市に戻ってきた理由
東京の一流レストランでサービスマンとして働いたのちに、イタリアで学び、帰国後は色々なところからオファーはあったが都会で開業をする気はなかった。
なぜならこちらの方が食材は断然に良く、地元の農家や窯元で作っている野菜、器が使える。
都会ではたくさん店があるけれど、ここ武雄では存在するだけで意味がある。地元農家で作る野菜を「どういう料理にしよう」、地元の窯元の作る器には「どういった料理が合うか」などお互いに色々な挑戦を行うことができる。
また、イタリアで学んだ「家族を大切にする生き方」に感銘を受け、父が亡くなったことも重なり、ここ武雄の地で家族と過ごす時間を取れる生活がしたいと思った。
現在、職場の近くに家族がいるので、通勤に長い時間を取られない生活に幸せを感じている。
地元で子育てをしている方、Uターンで悩んでいる方へ
佐賀に住んでいる時はここの良さが分からず、田舎は何もないと思っていた。
都会に出て色々な経験をすることはいいことだと思う。
ただ中学、高校生の子どもを育てている方は子ども達が外の世界に出る前に、「将来地元に帰って来る場所があること、もしくは帰ってきてくれたら嬉しいとちゃんと伝えるべき。そして自分に向いている場所を見つけることが大切。」と伝えて欲しい。
親や学校は都会の良い大学に行かせることがとても大切だと思っているところがあり、子どももそれに答えようと頑張っているが、地元を過小評価せず、ここで育った人材が地元に帰り活躍できれば町の活性化にもつながる。
「帰ってきてくれてありがとう」、「ここにいてくれてありがとう」と言われる場所がここ武雄にはある。