INTERVIEW
鳥栖
今冬、新しい家族が増える予定の高島ファミリー。 現在、福岡で0歳児と3歳児の育児に奮闘する瀬口さん一家が鳥栖での子育てについて高島さんを直撃。 毎年人口が増え続ける市の魅力とあわせて聞き込み開始!
瀬口 賢一さん
41歳
自営業
福岡の大学を卒業後、出版社に勤務。2012年に編集事務所を起業し、
雑誌等の執筆や企業広告の制作業務を担う。2014年に文具店、2022年には印刷店を創業。
第二子の誕生を機に新たな居住場所を検討中。
瀬口 麻衣子さん
39歳
会社員
佐賀県武雄市生まれ。福岡の服飾系専門学校を卒業後、 オーダーメイドドレスショップにパタンナーとして勤務。現在は福岡のファッション専門学校に在職。 今年4月に第二子を出産し、育児休暇中。
高島 徹平さん
31歳
公務員
佐賀県鳥栖市生まれ。東京の大学を卒業後、就職で九州にUターン。金融機関に就職後、 福岡での寮生活を経て地元公務員として今年春まで鳥栖にて勤務。現在は博多で新たにキャリアをスタート。 趣味はサッカー。
高島 真理子さん
31歳
会社員
佐賀県上峰町生まれ。福岡の大学を卒業後、金融機関に就職。長崎などへの異動を経験し、 2021年に第一子を出産。今年12月には第二子を出産予定。現在、育児休暇を延長中。 休日はアクティブに過ごす派。
鳥栖から福岡(博多)までの通勤は大変ではないですか?
もともと出身が鳥栖ということもあり、移動の利便性については十分知っていましたが、実際に通勤を経験しても大変だと感じたことはほとんどありません。
転職をきっかけに今年から職場が博多エリアに変わりましたが、自宅から最寄りのJR弥生が丘駅から普通電車で直接アクセスできるので、乗り換えなどの不便はありません。“県またぎ”の通勤と聞くと大変に思われるかもしれませんが、自宅から職場までの移動時間はちょうど60分。
目立ったラッシュもなく席に座れますし、本を読む余裕もあるので、体感時間はそれほど長くありません。また、帰りは快速で二日市駅まで乗って、そのあと来る普通電車に乗り換えるので、行きより20分も早く着きます。
今のところ、朝は7時に家を出て、18時半前には帰宅するというルーティンです。将来もし転勤があったとしても、
多方面へ好アクセスの鳥栖が生活の拠点なので、あまり心配はないですね。
不慣れな土地できちんと育児に向き合えるか心配です。
私も同じでした。出産後は、両親からのサポートも考えて故郷の実家(上峰町)に1か月間帰省していました。
その後、頃合いをみて鳥栖に戻りましたが、自分が想像する以上に、市には子育てや育児に関するケアやサポートの窓口が設置されていることを知り、頻繁に利用しています。福岡では考えにくいかもしれませんが、育児や保育の支援を専門にする施設だけでも自宅近くに3か所もあります。
現在妊娠中なので、自分の体調を考慮しながら、施設を使い分けています。
例えば、子どもに十分な運動をさせたい時は広い施設、つわりがひどく自分の目が届く範囲で子どもを見守りたい時は小さな施設といったように現地には必ず専門スタッフ(先生)がいるので、子どもにとっても親以外の大人と接する貴重な機会となっています。
また、同世代ママとのコニュケーションも図れるので、「自分一人ではない」という実感も得られやすいですね。
ご家族で外出はされますか?またその際の移動手段は?
現在第二子の出産を控えていますが、私たちの週末の予定の大半は「外出」です(笑)。
鳥栖市には移動の選択肢がたくさんあるので、いろんな場所に出かけられます。福岡に遊びに行くときは、目的地が駅の近辺の時は電車。買い物など荷物が多い時は車。というように、用途にあわせて電車と車を使い分けています。
あと、小旅行的なお出かけの時は車をよく使います。というのも、鳥栖は高速のジャンクションがあり、熊本まで行くにしても、大分、長崎まで移動するにしても大抵の目的地まで1時間半以内で着きます。関西方面など本格的な旅行の時は、新鳥栖駅から新幹線を利用します。
東西南北にアクセスしやすい鳥栖の立地は、九州のなかでも指折りだと思います。これは余談ですが、福岡空港までは高速バスで20分です!
また、鳥栖市内には山や川など自然豊かなスポットが車で数分の距離にあります。
先日は涼を求めて川へ出かけましたが、人も込み合わず、悠々と過ごすことができました。
生活上の利便性という点で鳥栖と福岡のギャップはありませんか?
大きなギャップは無いですね。食品や日用品の買い物にしても、福岡にあって鳥栖にないものはないと思いますし、
食品などは農産物の直売所があり安くて新鮮な野菜を買えるので魅力です。
日によってですが、野菜ならこのお店、お肉ならあの店、まとめて買いたい時はここといった感じに、お店の使い分けができるほど選択肢があります。
外食についても同様です。私たちは、週末の朝に近所のパン屋さんに出かけ、テラスで食事をします。メニューも豊富で味も美味しいし言うことなしですね。また、福岡と比較して特に魅力なのは賃料の安さかもしれません。
鳥栖でも割高とされる新興住宅地のアパート(2LDK)住まいですが、家賃は5万円台。
駐車場にいたっては2台で4,000円と手頃です。いずれマンションや戸建てを購入予定ですが、福岡とは比較にならない安さだと思います。
EXPERIENCE
鳥栖
高島さんファミリーが鳥栖の住みやすさの理由に挙げた数々のスポットから、瀬口さんファミリーが気になった場所は?
01
夫婦とも実家が県外のため、万が一の際の不安は常にあるという麻衣子さん。2人の子どもが楽しむ姿を見て「子どもを遊ばせる場としても魅力ですが、育児全般について相談できる施設が生活圏内にいくつもあること自体、驚きです」。
01
鳥栖市社会福祉協議会
子育て支援センター
(鳥栖市児童センター内)
佐賀県鳥栖市元町1228-1
育児にともなう不安や悩みを気軽に相談できる窓口の設置をはじめ、0歳から未就園児までを対象にしたフリールームには、子どもがのびのびと体を動かせる遊具が充実。また、親子のみならず、育児中の親同士の交流が自然と生まれる産前産後ヨガやシェイプアップピラティスなどの講座や催しも定期的に開かれています。
02
日曜の朝は決まって平日用の食パンを近所に買いに出かけるという瀬口さん一家。豊富なパンの種類に圧倒されながらも、 まずは長男・光那くんが大好きというメロンパンをチェック。「近所にパン屋さんがある点は、住まい選びの優先項目ですね。」
02
石窯パン工房 クリーブラッツ
弥生が丘店
佐賀県鳥栖市弥生が丘5-14
創業は1995年。広々とした店内を彩る焼きたてのパンを求めて、地元はもとより県外からの来客も多い人気店。 明太子のまろやかな風味がバゲットに調和する『蔵出しめんたいフィセル』に加え、程よい甘みと豊かな食感の『塩パン』、 自家製のカレーでつくる『カレーパン』などに定評。開放的なテラス席での食事も可能。
03
直売所ならではの手頃な値段に驚きを隠せない麻衣子さん。光那くんの好物であるミニトマトをはじめ、 鳥栖が誇るアスパラガスにも自然と手が伸びます。この日はオレンジ果実をそのまま絞ったフレッシュジュースもお買い上げ。
03
JAさが産直 うちの畑
佐賀県鳥栖市田代大官町810-1
地元の生産者が丹精こめてつくった新鮮な野菜、花、果実に加え、佐賀県産の肉や水産物などを豊富に展開。 なかでも鳥栖が起点となり、今では全国トップクラスの収穫量を誇るアスパラガスは、みずみずしい食感と風味が特長。 一年を通して旬の食材を取り揃え、長年にわたり地域に親しまれる農産物の直売所です。
04
近所に公園はあるものの「高層ビルやマンションが
密集する福岡では、どうしても広さに限界があって」
と話す賢一さん。
遊具のみならず、美しい植栽を
通して季節を感じられる点も鳥栖の公園の魅力だとか。
この日は一家でどんぐり拾いを満喫。
02
八ツ並公園
佐賀県鳥栖市弥生が丘5-44
鳥栖市内には、ピクニックや運動を快適に楽しめる広々とした公園が数多くあります。 展望台から佐賀平野の東方を一望できる『朝日山公園』、バラ園に加え18,000㎡の芝生広場を誇る『東公園』の他、 弥生が丘の住宅地に隣接する『八ツ並公園』には、 幼児でも楽しめるコンビネーション遊具、砂場などが充実しています。