震災があって、福岡市内の水とか電気とか食べ物とか住んでる空間ですら安心安全に暮らせなくなってしまうことが発生するんだなと気づいて。もっと土に近いところで暮らしたいと思うようになりました。そんな時、三瀬村の方々とお会いする機会があって、村を訪れるたびにここの暮らしは私が思っていた農的な暮らしというものに合致するなと思ったのと、懐かしいなと思う感覚がありました。単身で移住って勇気もいるけどこの村の方々がとても温かくて、きっと大丈夫だろうと思えて移り住むことができました。
食材の生産者の方が周りにいっぱいいるので、新鮮なものが買えたり貰えたり、生産者の顔が見える食材の安心感がありますね。井戸水を使えるので山の水をいただいている感覚があるのも心が満たされます。あと、村の方とお知り合いになるとすごく良くしてくださるんです。都会暮らしでは得られなかった親しみ深い人付き合いという感覚が自分の中でも蘇ってきて、暮らしに根ざした関係性、安心感がこの地域にはしっかり残っていて、私にはそれが心地いいんです。
自然が好きなので、朝靄の中愛犬と散歩してて田んぼに朝日が当たって水面がキラキラ反射していたり、自然から得られる美しさを体感する瞬間が好きです。自然が近いからこそ四季の移り変わりがはっきり感じられて、この地域の方がずっと営みを続けて来てくれたおかげでできあがった、今の里山風景の中に身を置けていることに幸せを感じています。
堀智子さん
人も自然も豊かな場所
堀 智子さん
村ごと心地いい家族
堀 智子さん
ふる里ではないのに帰ってきた感
堀 智子さん
愉快な移住者ともだち
堀 智子さん