妻の実家が佐賀の農家で、ご両親の希望もあって結婚を機に継ぐことを決めました。元々長崎生まれ長崎育ちで漁師の家の生まれです。漁師は継がないと言っていたのに人の家を継ぐことになりました(笑)子育てを考えても、妻の両親が近い方がいいだろうということもあって。何を作るかも知らなかった素人の状態からのスタートでしたね。
佐賀は新鮮な食材、美味しいものが多いですね。北原家が作っているお米も、近所の方からもらう野菜も美味しくて、子どもがそれを美味しそうに食べてる姿を見ると、佐賀に来てよかったなと思います。今生後8ヶ月の子どもがいるのですが、北原家で作ったお米の離乳食は食べるのに、市販のものだと食べないんですよね。こんな小さい子でもお米の味がわかるんだと驚きました。佐賀県内には果物狩りできるところもたくさんあって三瀬に行ったら林檎、夏はブルーベリー、冬はみかん、季節ごとに子どもを連れて行って一緒に楽しんでいます。
佐賀で育った人たちは食で贅沢してきたこと佐賀を離れて初めて気付くと思うんです。江北町で育った子どもたちが、美味しいものを普通に食べてきたんだなという実感を持ってくれることが地元の愛着や誇り、将来江北町に帰ろうというUターンにもつながると思っているので、そんな土壌を農業を通して作って行きたいです。
北原良太さん
普段の暮らしが食育
北原 良太さん